洗脳やマインドコントロールというもの 探偵ブログ
まず最初に、洗脳は誰かが何かを目的に行う行為であり、その目的の大半はお金になりますが、対象人物が恋愛対象者である場合は、心理的支配が目的であることもあります。
探偵社には常に一定数のマインドコントロールや洗脳に関する相談が寄せられ、解くことを目的とした調査依頼があります。
そういった中、あくまで私見にはなりますが、洗脳支配者の大半は自己愛性パーソナリティ障害が疑われる人物であると考えています。
洗脳支配者の目的を精査する
洗脳やマインドコントロールを解くことを目的とした調査を行う場合、(1)誰が?(2)何を目的とした(3)どうのような行為を行っているのか?をまず把握しておく必要があります。
金銭や財産目的のこともあれば、心理的支配が目的、またその両方であることもあります。
調査依頼の時点でそれらが判明していない場合は、調査によって判明させておく必要があります。
真実をもとに疑問をもつところから始める
信じ切っている方に対し、説教じみた批判は何の意味ももちません。
また、マインドコントロールを受けている方は敵味方の区別をはっきりされている傾向がありますので、少なくとも味方に分類してもらうことが重要です。
全てを理解する必要はありませんが、何事も否定することなく、良き理解者という立ち位置にはいるべきです。
その立場から、調査で得られた真実(事実)の中から選定した誰しもが疑いをもつであろう1つのことを簡潔に伝え、ほんの少しでも本人が疑いをもつことを待ちます。
一つの疑問からはじめ、時間をおいてまた1つといったように時間はかかるでしょうが、真実と正論をもとに一歩一歩進めていきます。
洗脳に要した時間と解く時間は、同じくらいかかることがあると覚悟した方が良いでしょう。
本人の意思を尊重
本人が疑念をもっていることを話すようになれば、洗脳が解けるのはそう遠い先ではないでしょう。
焦らずに、味方であるという立場から相手が信じていることを否定することなく、事実のみを示した上で、正論を述べていくだけです。
洗脳被害者が複数いる場合は、他の方に対する疑問も効果的です。
ここまで進めるのには、詳細に事前情報を収集していくことが重要であることは理解いただけたはずです。
その上で、味方という愛情をもった立場から、適切な質問をしていくことにより、自分に対する疑問をもってもらう。
お金や時間など、失ったものを取り返そうとはせず、新たな人生をはじめるといった姿勢も大切です。
支配者に費やしていた時間を減らし、こちら側との時間が増えるようであれば、先が見えてきたといえるでしょう。
その後の対応
洗脳やマインドコントロールの過程で、違法行為や不法行為が疑われるのであれば、最終的には法的対応が必要になってくることも想定し、どこかで弁護士さんなど専門家に相談しておくことも考えておいてください。
ただ、反撃は確実に洗脳から解けた最後の最後であることもお忘れなく。