盗聴器発見器が盗聴波をキャッチしたとの反応 探偵ブログ
ネットや量販店やディスカウントショップなどで安価な簡易盗聴器発見器(グッズ)を購入し、盗聴波の反応が出たとの相談が増えています。
ただ、簡易盗聴器発見器は誤作動や誤反応が多いので注意が必要です
1000円からでも買える盗聴器発見グッズ
「あるか無いかわからない盗聴器に高額な費用を支払ってまで、専門的な発見器を購入したくない。」と考えるのは当たり前のことなのかもしれません。
しかしながら、いくら玩具のような機能しかない盗聴器発見グッズとはいえ、まがりなりにも盗聴波をキャッチする機器であるとうたわれている以上、盗聴波の反応が出たら不安になるものです。
盗聴器や盗聴波に詳しくない一般の方が「盗聴器が仕掛けられているかも・・・」と過剰に考えてしまうのも無理はありません。
盗聴波の周波数と近ければ反応してしまう
盗聴器発見グッズが反応する周波数は盗聴器に利用されている周波数に近い電波に反応するように作られています。
ただ、どこまで正確かといえば、物にもよるでしょうが、相当姉妹であり信憑性に欠けるというのが実際のところです。
ディスカウントショップ等で購入された盗聴器発見器が盗聴電波を示したとの調査依頼は少なくはありませんが、調査結果は「盗聴波は確認されず。」となることが大半です。
過去にお客様の了承を得た上で、購入された盗聴器発見グッズをお借りして検証をしてみたことがありますが、確かに盗聴器に近づければ盗聴電波には反応するものの、無関係のものにも反応を示すことも多く、検証結果としては「調査機器として活用できる品質には到底及ばない玩具程度の物」となりました。
不安を煽るだけの結果になる可能性は大
また、無関係な電子機器に反応を示す結果も確認されていることにより、一般家庭であれば何処かで何らかの形で反応を示す可能性は高いことから、「ただただ盗聴に関して不安を煽るだけの無駄な玩具」であるとの認識です。
いくら安価で入手できるとはいえタダではありませんし、深く考えずに購入した結果、プロに調査依頼しなければならないようになっては勿体ないと思いますが、プロが調べた結果盗聴器がないという事実がわかったので安心できたということであれば、意味があるともいえるでしょう。