結婚する意思がないにも関わらず、結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金品を巻き上げたり、返済の意志もないのに金品を借りたりし、異性の心身を弄ぶ行為。
結婚・恋愛詐欺で金銭を要求する代表的な手口
- 親族に病気の者がいて高額な病院代が必要
- 結婚前に清算しなければならない借金がある
- 結婚を機に独立するつもりなので開業資金が必要
- 株や先物取引で失敗した
- 絶対に迷惑をかけないからクレジットカードを貸して
- 返済は自分がするからサラ金などでお金を借りて
結婚詐欺調査事例
リゾート地で知り合った弁護士だと名乗る男と交際をしていたが、アメリカ研修でお金が必要だが「自分はまだ居候弁護士なので貯金がないから貸してくれないか」と懇願され、300万円を貸したものの一向に返済されない。
最近は連絡が取れる回数も極端に少なくなり、結婚の話まで出ていたのに不安・・・。
調査結果
男の身元調査をしたところ、弁護士ではないことが判明。
当然、海外研修の話しも虚偽。
また、同様の被害に遭っているかは不明ではあるが、依頼人とは別の交際相手女性の存在も確認された。
対応方法
念の為、男と連絡がとれた時の会話を一部始終録音し、貸したお金(債権の存在)を確定。
調査報告書と録音データを持参し、弁護士に依頼。
男に内容証明を送付、被害届を出す直前に相手弁護士から示談の話が出された。
被害の全額と慰謝料を含めた金額が支払われた為、被害の届出はしない方向で合意。